ドメイン移管手順~ Xserverから他社へ(ムームードメイン)のドメイン乗換方法

仕事ビジネス

中小の事業者さん含め、Xserver(エックスサーバー)でレンタルサーバーを借りつつドメインも一緒にXserverで取得している人って多いと思います。私の知人も5年だか10年契約だかで.comドメインを取得していて、更新期限が近いため継続しようとしたら、年間1,480円くらいの料金だと気づきビックリしました。高いっ!今調べたら、新規取得だと1,180円のようですが、にしてもXserverのドメインって安くないんですよね。

ドメインにかかる料金ですが、一番ポピュラーな「お名前.com」だと年間980円、私がよく使っている「ムームードメイン」だと年間799円みたいなので、早速ドメイン乗り換えすることにしました。

尚、ムームードメインでは、.comの移管費用は1,480円で、契約期間が1年延長されるのでオトクです。

ドメイン移管の大まかな流れ

大まかな流れは以下です。

①移管元でwhois情報修正・認証キー収録・レジストラロック解除・ドメイン解約
②移管先でドメイン移管申請
③数日間待つ
④承認手続・移管完了・移管費用支払い
⑤whois情報修正・NS確認

料金についてですが、移管元では料金は発生しませんが、移管先でドメイン移管費用を支払う必要があります。

エックスサーバー側でwhois情報を修正(要認証)

まずはwhois情報のメールアドレスを、自分が確実に受信できるメールアドレスに変更します。(whois情報はドメインの戸籍謄本みたいなもので、誰でも見ることができる全世界への公開情報です。個人でしたら通常はドメインサービス会社の情報を代理公開している場合が多いかと思いますが、ひとまずメールアドレスの部分を修正しましょう。)

Xserverの管理画面へログインし、該当ドメインのドメインパネル(ドメインごとの管理ページ)に進み、【Whois情報】の項目の右の「設定変更」ボタンから修正できます。

設定変更後、入力したメールアドレス宛に、Xserverから「ドメイン登録者情報のメールアドレス認証作業のお願い」というメールが届きますので、記載のURLをクリックして認証すれば、変更は完了です。

エックスサーバー側でドメインの認証キーを取得

移管に必要な認証鍵(認証キー)を取得します。
ドメインパネルの【Whois情報】の項目内にある「Registrant Contactへ認証鍵の送信」というボタンを押すだけです。

先程の(Whois情報に指定した)メールアドレスに「認証鍵(Auth Info)のご案内」というメールが届きます。ドメインとセットで、認証鍵(Auth Info)が記載されています。

エックスサーバー側でレジストラロックを解除

移管に必要なロック解除を行います。
ドメインパネルの【レジストラロック情報】の右の「設定変更」ボタンから進み、レジストラロック設定変更画面で「ロックの解除」ボタンを押すだけです。

エックスサーバー側でドメインを解約

管理画面左メニュー「解約」から進み、ドメインの「解約申請」ボタンから解約します。

ここまでがXserver管理画面での作業になります。

移管先でドメイン移管申請(認証キーが必要)

私の場合、移管先はムームードメインですが、どこのサービスもだいたい同じです。移管先のサービスで、移管したいドメインと(メールで届いた)認証キーを入力して申し込みます

ドメイン事業者同士でやりとりがあるので、ここで数日間待機です。

ムームードメインさんにドメイン移管のわかりやすい図がありました。下記のように、私たちの知らないところで、3社で手続きを行ってくれているようです。

①『 お客様 』 が『 ムームードメイン 』 に移管申請を行う。
②『 ムームードメイン 』 から『 弊社レジストラ 』 に移管申請が行われる。
③『 弊社レジストラ 』 が『 現在お客様のドメインを管理している会社 』 に移管申請が行われたことを連絡する。
④『 現在お客様のドメインを管理している会社 』 が『 ドメイン管理者 』 に移管確認メールを送る。
⑥『 現在お客様のドメインを管理している会社 』 が『 弊社レジストラ 』 に移管の連絡を行う。
⑦『 弊社レジストラ 』 が『 ムームードメイン 』 に移管手続きの連絡を行う。
⑧『 ムームードメイン 』 が『 お客様 』 に移管完了の連絡を行う。
⑨移管費用のお支払い

数日後、完了通知を受信

「移管完了通知/移管費用のご請求」のようなメールを受信すれば、ドメイン移管は完了です。(完了通知の前に、「承認手続きのお願い」メールで確認が来るサービスもあるようですが、私は来ませんでした。)

ちなみに、私は先の項目までを日曜に行ったのですが、完了通知が来たのは土曜、つまり6日後でした。結構時間かかるんですね…

移管費用の支払いとwhois情報・ネームサーバ確認

移管が完了したら、移管費用を支払います。期限内に支払いをしないと「ドメインがロックされ、ホームページが表示されなくなります」とのことなので注意しましょう。

Whois情報については、移管先のサービス事業者の情報を代理公開したい場合は、そのように修正しましょう。

原則、ドメインの管理業者を変更しても、ドメインに設定されているネームサーバーは変更されないので、現在のサーバーを参照した状態が維持されますが、念の為確認しましょう。

上記がエックスサーバーのネームサーバです。

移管してしまったドメインのメールはそのまま使える?

補足ですが、「エックスサーバーで取得したオリジナルドメインのメールアドレスを使っていたけど、そのドメインを他社に移管したら、メールは使えなくなるの?」という疑問もあるかもしれません。

結論から言いますと、大丈夫です。

移管後のネームサーバーをきちんとエックスサーバーの「ns1.xserver.jp」〜「ns5.xserver.jp」に設定していれば、このメールアドレス宛に届いたメールは、エックスサーバーのメールサーバーを見に行きます。ご安心ください。

以上でドメイン移管は完了です。
お疲れさまでした!