こちらは、前開き犬用ブルゾンの作り方手順です。裏地なし・あり、お好みで作れます。
型紙とサイズ調整はこちらの記事をご覧ください。
[手作り犬服] 犬用ブルゾン(前開き・フードなし)の型紙と調整方法(無料型紙ダウンロード) | きつねのしっぽ
手順1:肩を縫い合わせる
普通のTシャツと途中まで同じ手順になります。
まず、両肩を縫い合わせます。
手順2:袖ぐりに袖を縫い合わせる
つながった見頃の袖ぐりに袖を縫い合わせます。後ろ見頃側のカーブ(写真右側)が少し縫いにくいですが、クリップをたくさんつけて頑張ります。
手順3:脇を縫い合わせる
脇下部分から袖口まで、直線で縫い合わせます。
手順4:(裏地ありの場合のみ)裏地の準備
裏地を先に完成させてしまいます。こちらは起毛ニットの生地になります。
裏地の両肩、両脇を縫い合わせ、袖周りのみ端処理(裏に1度折り返してステッチ、等)をしておきます。首・裾・前開き部分の布端は本体に縫い込んでしまうので、そのままでも大丈夫です。
手順5:首・裾にリブをつける(木の葉型リブ)
首と裾に、木の葉型にしたリブをつけます。どちらも全く同じ縫いつけ方になります。木の葉型のリブは(布端方向を本体と合わせて縫うため)、斜めカット部分をギュッと引っ張ってまっすぐにして縫います。
本体とリブ、両方の布端方向を合わせて縫っていきます。まず中心をクリップ等で止め、端の部分を止め、中間あたりも止めて位置を調整します。
リブ端の位置調整が少し複雑なので、図にしてみました。赤い線ができあがり線、ピンクの線が折り返し部分(重なり部分)のガイドです。
①の場合、リブの端が出来上がり線をちょっと超えたあたりで縫い止めています。縫い付けた後、②③のようにできあがり線に沿って2段階で内側に折り込み、最終的にはピンクの線にステッチします。
端の位置についてですが、③の時点で、
◎左図:リブが折り返し部分の真ん中あたりにくると見栄えが良いです。
✕真ん中:リブが出すぎていてできあがり線で折り込めない、失敗。
△右図:リブが短すぎて見栄えがちょっと微妙…
木の葉型リブの斜めカットの角度や本体の折り返し部分の幅によって変わりますので、折った時にちょうど良い位置を想像して、端の位置を決めることが重要です。
尚、裏地ありの場合は、ここで本体と裏地を重ねておいて、一緒にリブを縫い付けます。
また、首リブ・裾リブともに、リブがひっくり返らないように、リブと本体の縫い端不要部分を内側に止めるため、表側からステッチして止めておくと良いです。
手順6:前開き部分をステッチ
襟と袖がくっついたら、前開き部分の重なりのピロピロする部分をステッチで縫い止めます。ジグザグミシンなどで処理した布端を1度折り返してステッチします。(厚さ的に問題なければジグザグなしの2度折り返しでも良いです。)
ここも、裏地がある場合は一緒に縫い込み、裏地の布端を封印します。
手順7:袖にリブをつける
袖口に、輪っか状のリブをつけます。
袖口リブの付け方についてはこちらに書いています。
[手作り犬服] 犬用ロンパース(ラグラン袖・お腹ゴム入り)の作り方手順 | きつねのしっぽ
この段階でほぼほぼ完成です!
手順8:(裏地ありの場合のみ)腕周りをステッチ
本体と裏地がほぼくっついた状態になるのですが、腕周りだけピロピロしてしまうので、腕周りをぐるっと1周縫って本体とくっつけます。
手順9:前開き部分にスナップボタンをつける
前開き部分に3~4箇所スナップボタンをつけます。マジックテープでも良いです。私は2cmの重なり部分に直径13mmのスナップボタンをつけました。
完成
暖かそうだし、前開きなので着脱も簡単です!冬に大活躍しそう~
裏地付きはもっと暖かそう~