[手作り犬服] ラグラン袖の型紙の作り方と調整方法(無料型紙ダウンロード)

犬用ラグラン袖の型紙の作り方と調整方法 犬服ハンドメイド

こんにちわ。最近犬服作りにハマっていて、中でもやっぱりラグラン袖が着せやすくておすすめなので、今回はラグラン袖の服の型紙と作り方をご紹介します!

犬服ラグラン袖の無料型紙ダウンロード

こちらは3.5kgの小型犬用です。素人の独学で作成したものなので、微妙なところもあるかもしれませんが、ご参考までにどうぞ。

ラグラン袖の型紙無料ダウンロード(PDF形式/18.7KB)

型紙の作り方・調整方法

犬服ラグラン袖の調整方法

①背丈

首輪をつける位置から尻尾の上までの長さですが、それより短くてもお好みで大丈夫です。

②胴回り(見頃の最大幅)

胴回り(=脇を1周した長さ)を合わせます。作りたい胴回りの半分の長さを「前身頃:後身頃=2:1」で作ります。胴回りぴったりに、余裕として×1.1~1.2くらいのサイズ感が良いと思います。

私の場合、胴回り(34cm)に×1.2の余裕を持たせて、半分の長さが20.4cmだったので、前身頃が13cm・後ろ身頃6.5cmにしました。

犬はウエストの方が細いので、前身頃・後見頃ともに並行にしてしまうと少しぶかぶかになるので、ここも体型に合わせて角度をつけてください。

③脇の長さ

腕下から後ろ足の付け根までの長さですが、それより短くてもお好みで大丈夫です。

また、脇をつなげた時に、前身頃と後見頃の裾部分がなだらかな曲線になるように調整します。

④袖丈

5cmで作りましたが、お好みで大丈夫です。
尚、袖の前カーブの左端から少し中に入ったところが真下になる部分なので、端より少しだけ短くすると良い感じになります。正確にはこの短い部分が袖丈になります。

⑤前身頃の丈

男の子の場合は、首元からチン上までの長さを超えないよう短くします。なのでカーブが少し急になります。女の子はおしっこがかかる心配がないので、脇の長さから1cmマイナスくらいの緩やかなカーブで大丈夫です。

縫い合わせる箇所の長さを等しくする調整

犬用ラグラン袖の型紙の長さを合わせる作業

同じ色の実線部分(4色)はそれぞれ縫い合わせる所なので、長さを合わせる必要があります。

緑色とオレンジ色の部分がともに曲線なので、ここを合わせるのが面倒です。曲線を長くしたい場合は深くえぐる曲線に、短くしたい場合はなだらかな曲線にして調整します。

必要な首リブ・裾リブの長さを測る

首部分と裾部分のリブ処理のため、帯状の長いパーツが必要になります。首用と裾用、それぞれ必要な長さを測っておきます。

首用は「(前身頃の首+袖の上部+後見頃の首)×2」の長さ、裾用は「(前身頃の裾+後見頃の裾)×2」です。上の図でいう、グレーの点線部分です。裾用は少し絞りたければやや小さめでも大丈夫です。

巾は、お好みですが、首リブ・裾リブともに「(作りたい幅+縫い代1cm)×2」が必要です。私は首は2cmの高さにしたかったので6cm巾、裾は1.5cmにしたかったので5cm巾にしました。

型紙完成

前身頃・後見頃ともに、わを中心に倍の大きさにします。袖は左右対象の形で2枚必要になります。

試作品を作って調整する

やらなくても良いのですが、私は不要なTシャツを切って試作品を作ってみました。

いらないTシャツで試作品を作る

実際に着せてみると、袖の長さを調整したい、胸のあたりがきつくてつっぱる、袖の外側が長くなってしまい不格好など、いくつか問題点があり調整しました。(袖の外側が長い場合は、袖の首部分の斜めを急にすることで改善しました。)

以上、型紙の調整方法のご紹介でした。

作り方はこちらの記事に書いています。

[手作り犬服] ラグラン袖の洋服の作り方手順 | きつねのしっぽ