犬用ラグラン袖Tシャツの型紙無料ダウンロードとサイズ調整方法

犬用ラグラン袖の型紙の作り方と調整方法 犬服ハンドメイド

こんにちわ。最近犬服作りにハマっていて、中でもやっぱりラグラン袖が着せやすくておすすめなので、今回はラグラン袖の服の型紙と作り方をご紹介します!

犬服ラグラン袖の無料型紙ダウンロード

こちらは3.5kg小型犬用のものです。素人が作成したものなので微妙なところもあるかもしれませんが、ご参考までにどうぞ。

ラグラン袖の型紙無料ダウンロード(PDF形式/140KB)

型紙の調整方法と必要パーツの採寸

犬用ラグラン袖Tシャツのサイズ調整

①背丈

首輪をつける位置から尻尾の上までの長さですが、それより短くてもお好みで大丈夫です。

②脇ラインまでの長さ

脇ラインの位置が前方に寄り過ぎていると腕周りが窮屈になりがちなので、必要に応じて調整します。

犬服の脇ラインの位置

③胴周り・④ウエスト周り

胴周り(=脇を1周した長さ)を合わせます。作りたい胴周りの半分の長さを「前身頃:後身頃=2:1」で作ります。胴周りぴったりに、余裕として×1.1くらいのサイズ感が良いと思います。

犬はウエストの方が細いので、前身頃・後見頃ともに並行にしてしまうと少しぶかぶかになるので、ここも体型に合わせて角度をつけてください。

⑤脇の長さ

腕下から後ろ足の付け根までの長さですが、それより短くてもお好みで大丈夫です。

また、脇をつなげた時に、前身頃と後見頃の裾部分がなだらかな曲線になるように調整します。

⑥前身頃の丈

男の子の場合は、首元からチン上までの長さを超えないよう短くします。なのでカーブが少し急になります。女の子はおしっこがかかる心配がないので、脇の長さから1cmマイナスくらいの緩やかなカーブで大丈夫です。

【追記】ラグラン袖の形について

犬用ラグラン袖の袖の形

手持ちの服を着せてみるとわかりやすいのですが、人間と違って背中側の脇の箇所だけ少し内側に入る(緑色の点線部分)ので、型紙側も右端が少し変な形になっています。また、首のラインは斜めになります。

犬用ラグラン袖の袖の形

左端から少し中に入ったところが真下になる部分なので、左端より少しだけ短くすると良い感じになります。袖丈は5cmで作りましたが、お好みで大丈夫です。

一番大事なのは見頃側と縫い合わせる箇所の長さを等しくすることです。赤と緑、それぞれの長さが等しくなるように調整します。曲線を長くしたい場合は深くえぐる曲線に、短くしたい場合はなだらかな曲線にして調整します。

縫い合わせる箇所の長さを等しくする調整

犬用ラグラン袖の型紙の長さを合わせる作業

4色の実線部分はそれぞれ縫い合わせる所なので、長さが等しくなっているか最終確認します。袖カーブ以外は、袖脇(黄色)と脇(青)だけです。

必要パーツ(首リブ・裾リブ)の採寸

首部分と裾部分のリブ処理のため、帯状の長いパーツが必要になります。首用と裾用、それぞれ必要な長さを測っておきます。

つける箇所の長さは、首用は「(前身頃の首+袖の上部+後見頃の首)×2」の長さ、裾用は「(前身頃の裾+後見頃の裾)×2」です。上の図のグレーの点線部分です。首用・裾用ともに、この長さピッタリよりは少し短めにすると良い感じになります。リブの素材にもよりますが、リブをつける箇所の長さ×0.8~0.9くらいがちょうど良さそうです。

巾は、お好みですが、首リブ・裾リブともに「(作りたい幅+縫い代1cm)×2」が必要です。私は首は2cmの高さにしたかったので6cm巾、裾は1.5cmにしたかったので5cm巾にしました。

型紙完成

前身頃・後見頃ともに、わを中心に倍の大きさにします。袖は左右対象の形で2枚必要になります。

試作品を作って型紙の最終調整

やらなくても良いのですが、私は不要なTシャツを切って試作品を作ってみました。

いらないTシャツで試作品を作る

実際に着せてみると、袖が長すぎる、胸のあたりがきつくてつっぱる、袖の外側が長くなってしまい不格好など、いくつか問題点があり調整しました。(袖の外側が長い場合は、袖の首部分の斜めを急にする、または、肩のカーブを強めにすることで改善しました。)

以上、型紙の調整方法のご紹介でした。

作り方はこちらの記事に書いています。

[手作り犬服] ラグラン袖の洋服の作り方手順 | きつねのしっぽ