前回の記事でラグラン袖の型紙について書きました。
[手作り犬服] ラグラン袖の型紙の作り方と調整方法(無料型紙ダウンロード) | きつねのしっぽ
今回は実際に縫う手順を書いていきます。
犬服の素材生地とミシン針・糸について
尚、犬の洋服は、基本的に伸縮性のあるニット系生地が良いと思いますが、ニットの中でも天竺ニットなど伸びが良い生地は縫いにくいので、「スムースニット」という目のつまったニットが扱いやすいので初心者の方には特におすすめです。ベビー服などによく使われる肌ざわりの優しいニットです。
スムースニットの場合、糸は普通(スパン糸#60など)で大丈夫です。針は普通ミシン針でも縫えたのですが、ニット専用の針(HA×1SP普通地用ニット専用#11)に変えてみたらとても縫いやすかったのでおすすめです。
それでは縫い方の手順です。
ラグラン袖の服は、縫うのはとても簡単です!手順も簡単、5ステップだけです。
私は本当に初心者ですが、縫うのだけなら数時間で終わります。
手順1:袖の処理をする
まず袖の処理をしてしまいます。袖を三つ折りにして縫い止め、外側にもう1本ミシンをかけます。
手順2:4枚全ての肩を縫い合わせる
前身頃-袖-後ろ身頃-袖と、4枚全てのパーツの肩部分を縫い合わせます。
首の部分の穴を中心としたドーナツ状に4枚がくっつきます。
手順3:首の処理をする(首リブ)
首用のリブを縫い付けます。リブは、首周りの長さにぴったり合うように輪っかにしておきます。輪っかのリブを外表にした状態で二つ折り(=完成時の状態)します。本体側とリブの布端を揃えた状態で中表にして、縫い合わせます。リブ側の縫い目は、目立たないように前身頃の中心に合わせます。
リブの付け方についてはこちらの記事にちゃんと書きました。
[手作り犬服] 犬用ロンパース(ラグラン袖・お腹ゴム入り)の作り方手順 | きつねのしっぽ
手順4:両脇を縫い合わせる
また生地を中表にして、両脇を縫い合わせます。
手順5:裾の処理をする(裾リブ)
首にリブをつけたのと全く同じ手順で、裾にもリブをつけます。
これで完成です!