こんにちわ。寒くなってきたので、お尻が寒くなさそうなロンパースを作ってみました。
素人ですが、使った型紙をご紹介します!
犬用ロンパースの無料型紙ダウンロード
こちらはうちの3.5kgの小型犬でぴったりサイズになります。調整してご活用ください。
上半身と袖は前回のラグラン袖Tシャツと同様のものです。
犬服ロンパースの型紙無料ダウンロード(PDF形式/199KB)
型紙の調整方法と必要なパーツの採寸
①背丈
首輪をつける位置から尻尾の上までの長さです。短すぎるよりは長めの方が良いかもしれません。
②脇ラインまでの長さ【追記】
こちらも実際に測って調整した方が良いです。こちらが前方に寄り過ぎていると、腕周りが窮屈になりがちです。
③胴周り(見頃の最大幅)
前回のラグラン袖Tシャツの流用です。作りたい胴周りの半分の長さを「前身頃:後身頃=2:1」で作ります。胴周りに余裕として×1.1くらいのサイズ感が良いと思います。
④お腹周り
ロンパースの場合、お腹の少し下まで背見頃があり、そこから足を入れる穴につながります。ですので、Tシャツ等より背見頃の胴周り部分を長くします。犬の体型は胴よりウエスト部分が細いので、Tシャツだと脇の線をギューンと右上がりにするとぴったりなのですが、ロンパースの場合は背中と平行に近い線になります。
実際に、わんちゃんのお腹周り(足の付根より少し前、男の子だとチンのすぐ上)を測りつつ、どこまで布があればいいかというのを測った方が良いと思います。
また、Tシャツと比べて背見頃のお腹周りの長さが大きくなったので、前見頃側のお腹周りにゴムを入れます。
⑤脇の長さ
腕下から後ろ足の付け根までの長さなのですが、足を入れる開き部分があるためTシャツより少し短めにしています。
私の場合、Tシャツだと脇の長さ16cmでぴったりなのですが、ロンパースでは13㎝にしました。
⑥前身頃の丈
こちらもラグラン袖Tシャツの流用です。男の子の場合は、首元からチン上までの長さを超えないようにします。
⑦お尻のカーブ
ここがなんとも測りにくいのですが、尻尾の上から太もものあたりまでをなんとなく測ります。ちなみに、後ろ身頃に対して、斜め45度の角度で足パーツがついています。
⑧足の裾丈
こちらはお好みで大丈夫です。小型犬なら5~6cm程度かと思います。また、裾にリブをつけるので、少し短めに設定した方が良さそうです。が、試着後にある程度調整できるので、適当で良いかと思います。
【追記】袖の形について
こちらはラグラン袖の記事をご覧ください。
[手作り犬服] ラグラン袖Tシャツの型紙と調整方法(無料型紙ダウンロード) | きつねのしっぽ
縫い合わせる箇所の長さを等しくする調整
同色の実線部分は縫い合わせる所なので、長さを合わせる必要があります。今回はラグランTシャツの型紙の流用なので、脇の長さだけあわせました。そうでない場合は、袖を縫い合わせる箇所(緑とオレンジの線)は、メジャーを沿わせて測りながら調整が必要です。
必要パーツ(首リブ・袖リブ・足裾リブ)の採寸
リブ処理のため、帯状の細長いパーツが必要になります。首用、袖用、足裾用、それぞれ必要な長さを測っておきます。
首用は「(前身頃の首+袖の上部+後見頃の首)×2」の長さです。上の図のグレーの点線部分です。袖用と足裾用は、該当する直線部分の長さです。リブをつける箇所の長さ×0.8~0.9程度の少し短めにしておくと良いです。
巾はお好みで大丈夫ですが、全て「(作りたい幅+縫い代1cm)×2」が必要です。2cmの高さにしたい場合は、6cm巾の細い帯状のパーツを用意しておきます。
上から首リブ・袖リブ・足裾リブです。首だけ2cmにしたかったので6cm幅、袖と足裾は1.5㎝にしたかったので5cm幅です。(袖や足裾はあまり長くない方が見栄えが良いです。)
また、素材は同じ布でも大丈夫ですし、リブ部分だけ違う素材でも良いです。必ず横に伸縮する素材で作ります。
型紙完成
前身頃・後見頃ともに、わを中心に倍の大きさにします。袖は左右対象の形で2枚必要になります。
作り方手順は次の記事にまとめました。