Kindleおすすめ小説ランキング~女性が共感・女性の人間模様編

Kindle本

こんにちわ、ゆうりです!
Amazon Kindleをここ数年利用していてたくさん小説を読んだので、中でも印象に残った作品をランキング形式でご紹介しようと思います。

今回は、女性が共感する作品&女性特有の人間関係を描いた作品など、女性にクローズアップされたテーマの名作です。

6位:『きれいなほうと呼ばれたい』 大石圭

星野鈴音は十人並以下の容姿。けれど初めて見た瞬間、榊原優一は激しく心を動かされた。見つけた!彼女はダイヤモンドの原石だ。一流の美容整形外科医である優一の手で磨き上げれば、光り輝くだろう。そして、自分の愛人に……。鈴音の「同僚の亜由美より綺麗になりたい、綺麗なほうと呼ばれたい」という願望につけ込み、優一は誘惑する。星野さん、美人になりたいと思いませんか?
出典:きれいなほうと呼ばれたい (徳間文庫) | Kindleストア | Amazon

女友だち同士二人でいる時、他の男性から「きれいなほう」って呼ばれたいですよね… 特にコンプレックスを強く持っていなくても、女性なら共感してしまうと思います。整形により美人になっていく元ブサイクな女の子と、整形手術の医師の歪んだ関係が描かれています。性的描写もなかなか多めな作品です。

5位:『きっと君は泣く』 山本文緒

椿、二十三歳。美貌に生まれた女に恐いものはない、何もかもが思い通りになるはずだった。しかし祖父がボケはじめ、父が破産、やがて家や職場で彼女の心の歯車はゆっくりと噛み合わなくなってゆく。美人だって泣きをみることに気づいた椿。弱者と強者、真実と嘘……誰もが悩み傷つくナイーヴな人間関係の中で、ほんとうに美しい心ってなんだろう? 清々しく心洗われる、“あなた”の魂の物語。
出典:きっと君は泣く (角川文庫) | Kindleストア | Amazon

若くて美人で金持ちで男にチヤホヤされて生きてきた、協調性も思いやりもない女のお話です。多くの女性読者は「この女、不幸にならないかなー」と思いながら読むと思います。憧れていた凛とした祖母がボケはじめ、父の会社が倒産し、絶好調の人生が転落へ向かった時、彼女はどうなるか。

どこにでもいそうな性悪女が主人公ですが、ひょんなことで成長し、自分を見つめ直し行動を変化させていく展開が興味深く、ちょっと意外なラストも見どころです。

4位:『ユートピア』 湊かなえ

第29回 山本周五郎賞受賞作。太平洋を望む美しい景観の港町・鼻崎町。先祖代々からの住人と新たな入居者が混在するその町で生まれ育った久美香は、幼稚園の頃に交通事故に遭い、小学生になっても車椅子生活を送っている。一方、陶芸家のすみれは、久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドの立ち上げを思いつく。出だしは上々だったが、ある噂がネット上で流れ、徐々に歯車が狂い始め―。緊迫の心理ミステリー。
出典:ユートピア (集英社文庫) | Kindleストア | Amazon

ジャンルとしてはミステリーなのですが、繰り広げられる女性たちの人間模様が複雑に絡み合って面白かったのでご紹介。失踪した義母の代わりに仏具店を営む、地元出身の堂場菜々子、都会から来たおしゃれな相場光稀、(この二人の子供同士は仲良し)、商店街祭りに張り切る陶芸家の星川すみれ。それぞれの視点から書かれますが、視点が変わるとこうも見え方が変わるのか!という人間関係の裏表が見事です。

(影が薄いのですが)殺人事件が起きているので「その真相は?」というのも気になりますし、もつれあったゴタゴタがどうなるのか、展開も楽しみな作品です。

3位:『ホテルローヤル』 桜木紫乃

第149回直木賞受賞作。北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く――。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昂揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。
出典:ホテルローヤル (集英社文庫) | Kindleストア | Amazon

北海道のラブホテル「ホテルローヤル」を舞台にした7人の女性の物語。桜木紫乃さんの作品は、舞台が北海道であることが多く、北の大地の情景描写がずば抜けて素敵で毎度関心させられます。北の冬独特の物悲しさと、登場する女性の哀愁が絶妙なのです。この作品は時系列も工夫されています。

その他、女性を中心とした人間模様、寂しさ・悲しみ等を巧みに表現した作品が多く、読んでいてジーンとするものばかりです。印象に残っているのは、『起終点駅(ターミナル)』、ラブレス蛇行する月硝子の葦』等。この作者の作品はハズレなしです!

2位:『森に眠る魚』 角田光代

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。あの子さえいなければ。私さえいなければ…。凄みある筆致であぶりだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。衝撃の母子小説。
出典:森に眠る魚 | Kindleストア | Amazon

角田光代さんは、女性の心の奥深くの表現が本当に素晴らしいです。だらしない印象の繁田繭子、お金持ちで優雅な江田かおり、いきいきとして社交的な高原千花、地味で被害妄想気味の久野容子、真面目だけどちょっと影のある小林瞳。一見、育児・お受験がテーマのようですが、どこにでもいそうな5人のママたちが、ママ友グループ・女子特有のねちっこい人間関係を繰り広げます。

1位:『八日目の蝉』 角田光代

直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。
出典:八日目の蝉 (中公文庫) | Kindleストア | Amazon

名作です。不倫相手の赤ん坊を誘拐した女性の逃亡劇を描いた名作です。次第に母性が芽生え、成長する子(我が子ではない…)を愛おしく思う気持ちも共感してしまい、応援したくなります。「八日目の蝉」というタイトルの意味もなるほどな、と思います。

ちなみに映画化された方も見ましたが、それはそれで良い演技なのですが、ストーリー的に重点に置く部分が原作と違っており、原作の方が断然おもしろいです。

以上、個人的なKindle本おすすめランキング~女性が共感・女性の人間模様編~でした!
それではまた!