体外受精の採卵と受精卵の培養〜不妊治療体験ブログ4

不妊治療

こんにちわ。
前回のアンタゴニスト法での卵巣刺激に続きまして、今日は採卵と受精・培養のことを書きます。

採卵当日の朝

当日朝7時半に病院だったのですが、昨日の夜から絶飲食です。朝ごはんはもちろん、水すら飲めない… 化粧もNG、コンタクトレンズ装着もNGのためメガネ。

しかも「当日の朝に、痛み止めの座薬を注入してから来院してください」と言われて渡された薬がありました…

ざ、ざ、ZAYAKU〜!?
って思ってドン引きだったのですが、痛み止めらしいので仕方ないですね。

人生始めての座薬。細めの小指の先くらいの小さいサイズの座薬です。薬を渡された時、「こんなのお尻の穴に入るんですか?」って看護師さんにバカな質問してしまいましたが、即答で「大丈夫よ、ウ○コの方がもっと太いでしょ(笑)」って言われました…

知らなかったのですが、座薬って体温で溶けるようになっているので、冷蔵庫保存なんですね。ヒンヤリとした座薬をつまみ、(あんまりモタモタしてると指の体温で溶けるそうなので)仕方なくギューギュー押し込みました…

手術で採卵

さて、夫を連れて病院へ行き、いよいよ採卵。手術自体は15分くらいですぐ終わるとのこと。いつもの診察室じゃなくて、手術室だったので緊張しました!

全身麻酔だとより高額になるので、局所麻酔にしましたが、だからといってすごく痛いわけでもなく、モソモソ気持ち悪いのと、たまに「イタっ」と感じることもあるくらいで、すぐに終わりました。手術後は、予め準備しておいた生理用ナプキン装着済のパンツを履かせてもらいました…

その後は、1時間ベッドでじっとしていてください、とのことなのでお言葉に甘えます。(当日は、車の運転は控えるように、だそうですよ。)精子を提出し終わった夫は、私が休憩室に帰ってきたのを見届け、仕事へ向かいました。

採卵結果と授精方法の決定

しばらくしてから、培養士の方から採卵の結果を聞かせてもらいました。「アンタゴニスト法だと10〜15個とれると良い」と聞いていましたが、私は7個だけだったそうです。

そして、「顕微授精をするか」「するなら顕微授精を何個するか」を決めます。

  • 体外授精(IVF)…精子をふりかける
  • 顕微授精(ICSI)…良好な精子を1匹選んで注入する

精子の数や運動率など精子の状態が良ければ、やや自然に近い形の体外受精の方がベターなのですが、私たちの場合はあまり望めなかったので、顕微授精の方を多めにしました。

精子機能の低下について

話は逸れるんですが、精子機能の低下・男性不妊って結構増えてるみたいですね。一般的には、精子機能改善には亜鉛が良いと言われているるようで、夫も漢方のお薬(ツムラ・補中益気湯)を処方してもらったり、亜鉛サプリを摂取したりしました。亜鉛サプリって意外と安いんですよね。

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DHC(ディー・エイチ・シー)

そして、さりげなく、大事な日の前には鰻を食べさせました。鰻美味しいし!

もう一つ思い出したのですが、太ももの上にノートパソコンを置いて操作する体勢は、精子機能に悪影響を与えるという研究結果も出てるんだとか。精巣が電磁波の影響を受けてしまうんだとか。気をつけてくださいね!これですよ↓

媒精後の受精確認と培養結果

話を戻しまして。採卵・媒精した翌日に受精が確認された受精卵は、その後6日間培養されます。(細胞分裂が始まった受精卵は名前が変わって「胚」と呼ばれます。)私の病院では、6日間の培養でグレードとサイズが良好なものだけを、移植用に凍結保存してくれます。

なので、採卵から6日後以降、培養結果を聞きに行きました。

私は7個のうち、体外受精:2個、顕微授精:5個でお願いしていましたが、体外の方の1個は受精せず、残り6個のうち2つが移植可能なグレードだったそうです。先生いわく、受精卵の3割くらいが移植可能になるケースが多いとのことで、これは平均値だそうです。

次回は、凍結保存してもらっている胚の移植です。
それではまた!